昨今、セキュリティ脅威を巡る状況は大きく変化しています。いわゆる「ハッカー」ではなく、国家の軍事組織や潤沢な資金を持つグループ、政治的・社会的な動機を背景とするグループが、非常に高度な攻撃を仕掛けてくるよう先鋭化しているのです。この新しいタイプのサイバー攻撃は、不特定多数ではなく特定の組織を標的に、機密性の高い個人情報や知的財産、内部情報などを盗み出そうとします。これらの標的型攻撃は、複数の経路から段階的に実行され、発見が困難で、活動が長期にわたるという特徴を備えています。
この種の高度で持続的な攻撃に対処するには、新しいセキュリティ・モデルが必要となります。この新しいセキュリティ・モデルの重要なポイントとなるのは、あらゆる種類の脅威にリアルタイムかつプロアクティブに対応できる機能と、世界中のあらゆる種類の組織にベンダーのサポートを提供できる体勢です。
FireEyeは、この先進的なセキュリティ・モデルを実現するため、重要で必要不可欠な要素を備えた強力なプラットフォームを新たに開発しました。「Oculus」と名付けられたこのプラットフォームは、業界最高水準の製品機能、24時間体制のグローバル・サポート、そしてFireEye Dynamic Threat Intelligence(DTI)Cloudを常時監視してAPT(Advanced Persistent Threat)攻撃やゼロデイの脅威についての最新情報を提供するコンサルタントおよび研究者という3つの要素で構成されています。
Oculusは、人的資源とテクノロジーを融合して、組織の社会的信用や知的財産、データをリアルタイムかつ継続的に保護することを目的とした、業界初のグローバル・セキュリティ・プラットフォームです。FireEyeが誇る先進の脅威対策プラットフォーム、詳細で実用的な脅威情報、そして世界有数のグローバルなサポートおよびサービスを組み合わせることにより、高度なサイバー攻撃に対する強力でプロアクティブな防御システムを実現します。
脅威対策プラットフォーム(TPP): FireEyeの脅威対策プラットフォームは、最新の高度なサイバー攻撃に対処することが可能です。このTPPは、セキュリティ専用に開発された特許取得済みの仮想化テクノロジーに基づいてシグネチャを使わずにマルウェア解析を行う、特許取得済みの技術「Multi-Vector Virtual Execution(MVX)エンジン」を搭載しています。MVXエンジンは、Web、電子メール、ファイル、モバイルという代表的な攻撃経路から侵入する脅威を正確かつ迅速に防御できるよう設計されているほか、優れた拡張性を備えています。
FireEyeは、この脅威対策プラットフォームを通じてさらなるイノベーションを追求し、継続的に脅威の検知性能を高め、アプライアンスのパフォーマンスとスループットを強化して参ります。 これらの取り組みを通じて、企業や官公庁など多様な組織のネットワークにおける巧妙なサイバー攻撃を自動的に防御する、高度な脅威対策を実現します。
Dynamic Threat Intelligence(DTI): FireEyeの優秀な研究およびフォレンジック調査チームは、世界中から収集された膨大な脅威情報を解析しています。FireEyeでは、この解析によって得られたさまざまな情報を製品やサービスに反映することにより、最新のサイバー攻撃に対する包括的な防御を実現しています。
- 情報共有: 世界中で運用されているFireEyeの脅威対策プラットフォーム(TPP)が自動生成する脅威情報を、DTI Cloud経由でリアルタイムに共有できます。
- ビッグデータ解析: ほぼリアルタイムで集約および解析する攻撃に関する膨大なデータを元に、世界規模での攻撃パターンを明確にし、予想される標的と実際の標的を把握します。これにより、具体的な対策に役立つ有益な情報が得られます。
- APT検知センター: APT検知センターは、脅威情報インフラストラクチャを活用して、現在および過去のAPT攻撃に関する膨大な情報を分類、解析します。APT攻撃を技術的な特徴や標的の種類、業種、地域別に分類し、セキュリティ・チームや捜査当局、官公庁によるセキュリティ対策の継続的な強化を支援します。
サポートとサブスクリプション・サービス: 世界中から行われる今日のサイバー攻撃に対応するには、すべての主要な地域で提供される24時間体制のサポートが欠かせません。一方、セキュリティ技術者の世界的な人材不足はより深刻度を深めており、進化を続け増加の一途を辿るセキュリティ脅威からネットワークを保護することは一層困難になっています。そこでFireEyeでは、プロアクティブなセキュリティを実現する新たなサブスクリプション・サービス「FireEye Oculus Continuous Monitoring」を開始しました。このサービスでは、サイバー攻撃対策に関するFireEyeの専門知識を提供し、お客様が自社のセキュリティ対策を同業他社の対策と比較できるように支援します。これによりお客様は、自社のリスク評価を継続的に行うことができます。またFireEyeの脅威対策プラットフォームとDTIに基づくこのサービスでは、APT攻撃に関する情報がいち早く提供されるほか、FireEyeの研究者、フォレンジック調査担当者、インシデント対応担当者からなるグローバル・チームによるサポートを受けることもできます。



